苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

安全が前提なら、原発は輸出できないでしょうに

[東京 15日 ロイター] 茂木敏充経済産業相は15日の閣議後会見で、原発輸出について「安全な原発インフラの輸出はこれからも進めていきたい」と述べた。同相はまた、国のエネルギー基本計画策定では従来とは違う組織で議論を進める意向を明らかにした。


 原発輸出の条件として茂木経産相は「相手国側の希望を重視して判断する。安全性が大前提だ」と指摘した。
  福島で大事故を起こし、かつ、その事故も終息せず、事故原因すらもはっきり突き止められておらず、大きな余震で四号機の倒壊があったら日本の東半分は住めなくなる危険さえあるという現状であるのに、安全を前提として、どのように原発を輸出するというのか? 
 「危険を前提として」というならば、納得できるけれど。あきらかに、欲のために知性が麻痺している。自民党の政治献金の七割は電力会社の役員たちからである。裏金の金額は計り知れない。

自民個人献金、72%が電力業界 09年、役員の90%超 


 電力会社役員の個人献金が記載された「国民政治協会」の政治資金収支報告書

 自民党政治資金団体国民政治協会」本部の2009年分政治資金収支報告書で、個人献金額の72・5%が東京電力など電力9社の当時の役員・OBらによることが22日、共同通信の調べで分かった。当時の役員の92・2%が献金していた実態も判明した。電力業界は1974年に政財界癒着の批判を受け、企業献金の廃止を表明。役員個人の献金政治資金規正法上、問題ないが、個人献金として会社ぐるみの「組織献金」との指摘が出ている。福島第1原発事故を受け、原子力政策を推進してきた独占の公益企業と政治の関係が厳しく問われそうだ。

http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011072201000982.html