高橋仁也さんからの報告です。どうぞ、シェアしてください。
【福島4号機、倒壊時の対応】
米軍が基地に準備をしている、という重要情報
8月31日、衆議院会館で市民100人と国会議員(各党有志18人)が、米国からアーニー・ガンダーセンを招聘し、東電と保安院とともに、4号機について議論する会があった。
ここに、私も参加したので報告する。
初めに、ガンダーセン氏から2時間の4号機の分析が行われ、質疑応答があった。私も、ガンダーセン氏にいくつか質問したが、後日にゆずる。最大のポイントは以下。
①米国人に80Kmの避難勧告がでたのは、3.11時点で4号機のプールが倒壊することを想定したからだ
②4号機に火災が起きると、70Kmが居住不能になり、18万人がガンになることが、米国のシミュレーションで明らかになっていた
③福島の問題は、3.11から1,2,3号機ではなく、4号機であり、それは今も変わらない
④倒壊した場合、燃料棒の素材ジルカロイドが燃焼し(偶然3.11の2週間前に米国で実験済み)、かりに露出した燃料棒に水をかけると、水素と酸素に分解され巨大爆発を起こす(東電は、消防車を用意している、と発言)
第2部は、演壇に東電からは6名、保安院は1名で、報告の内容は、東電HPを参照されたい。http://bit.ly/Kxo0B2
質問者として、元スイス大使の村田光平氏も参加された。氏は、東電と保安院では対処できない、と指摘。
質疑は大荒れになった。ほとんど、相変わらずの「想定外」モードの連発。だが、重要な情報が飛び出た。民主党の秘書からだ。
①4号機の真下に、活断層が走っている。東電はそれを知っているが隠している
②菅直人首相の時に、4号機倒壊を想定した米軍からの、特殊消火剤が提供され、今も米軍基地にスタンバイしている
この指摘に、東電と保安院は沈黙した。市民100人の証言者がいる。