苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

40年来の疑問が解けました・・・マルモット


今朝、書斎の窓から見たら、八ヶ岳が冠雪していました。朝日に輝いてきれいです。

 ところで、今朝方、急に「道連れみつけたアベックラーマルモット すてきな道連れアベックラマルモット・・・」という歌が古い記憶のなかからよみがえってきました。中学校の音楽の教科書に出て来た歌で、「先生。マルモットってなんですか?」と質問したら、先生もわからなくて、みんなが意見を出し合ったものでした。歌詞を全部書いてみると、

♪道連れ見つけた アベックラマルモット
 すてきな道連れ アベックラマルモット
 アベックシ アベックラ アベックラマルモット
 アベックシ アベックラ アベックラマルモット


 それぞれ好き勝手に、「人生の道連れというんだから、マルモットていうのは人の名前じゃないのか。」という意見から、「マルモットっていうのは、モルモットのことだろう。孤独な人が、ペットのモルモットに慰められた歌だ。」というおもしろい意見まで。
 昔なら簡単には調べようもなかったのですが、今朝方、ふと思い立ってネットで調べてみました。意外な結果でした。

 マーモット(マルモット/Marmot)とは、ヨーロッパやアジア、北米などの高地や山岳地帯に生息するげっ歯目リス科の動物。アルプスマーモットとも呼ばれる。
 飼い慣らしやすく芸を覚えることから、昔のヨーロッパでは、大道芸や客寄せの演目に盛んに用いられていた。フランスの詩人ヴィクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル(ああ無情)』(1862年)にも、マーモット使いの少年が登場するくだりが見られる。
 ちなみに、実験に用いられる「モルモット」は、テンジクネズミ属の一種で、マーモットとは別の生物。
http://www.worldfolksong.com/classical/beethoven/marmotte.html

 意外なことに、マルモットとはほんとうに動物だったんです。モルモットとは別種とはいうものの、素人目には似た類の動物です。旅芸人が芸を仕込んで道連れにして、それで生活していたというのです。冗談のような意見が、実は、正解に近かったのでした。
 恐るべし、ネットの威力。あの歌はベートーベンの歌曲「マルモット」

Ich komme schon durch manches Land,
Avec que la marmotte,
Und immer was zu essen fand,
Avec que la marmotte.
Avec que sí, avec que là,
Avec que la marmotte.
今までたくさんの国々を旅してきたよ
マルモットと一緒に
そしていつでもおまんまを見つけてきたよ
マルモットと一緒に
一緒にこちら、一緒にあちら
マルモットと一緒に