苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

「理性愛国 反対暴力」

 中国全土で反日デモエスカレートし、一部は暴徒化している。暴徒たちが「日本製品ボイコット」と叫びながら、放火したり、日本製品を略奪して行くのを見ては、これじゃあ愛国どころかただの悪質な火事場盗賊団にすぎない。その上、中国当局はこうした日本企業襲撃の責任は日本にあると発表しているのには唖然とする。
 中国通だというどこかの大学教授が、「中国当局は、尖閣問題を日本だけ相手にしていても埒があかないので国際社会に訴えるために、デモを容認したのだ」と説明していたが、もしほんとうにそうなら的外れもいいところである。こんなデモというか、むしろテロ行為を容認している中国政府の国際的信用はすでにがた落ちになってしまった。その結果は、日本のみならず海外からの中国への投資の冷え込み、企業撤退という結果を生むだろう。
 しかし、良識ある中国人たちは、こうした事態を非常に嘆き、暴徒化した反日デモと彼らを本気では取り締まろうとしない中国政府に対して批判が集っている。良識的中国人たちの標語は「理性愛国反対暴力」ということらしい。フェイスブックで、人見ルミさんという方からの下記の写真と文章が回って来た。

「中国、杭州のミュージシャンらが反日デモを止めようとプラカードを待ち始めています。
中国人を一括りに語れない。
マスコミは報道しないのかなあ?ぜひしてほしい。
彼らは集まったレストランの周りを掃除したのだそうだ。
心に国境はない!と、誰かが言っていた。
今日、息子が書いた脚本にも『同じ地球人なんだからさ、うまくやっていこうよ』とありました。」


もう一つ、留福さんという方からの写真。あの空気のなかでよくぞ。こういう人こそ、ほんものの勇気を持つ人というのだろう。

そして、こういう番組も流されている。