苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

群馬県の大間々の教会で


 
 今日は、群馬県みどり市にある大間々の教会に、原発問題を聖書からどのように考えるか、放射能汚染の場でどのように生きるかということで話をすることを求められご奉仕にうかがいました。
 朝礼拝では、イエス様が言われたもっとも大切な神への愛と隣人愛との戒めおよび、創世記2章の文化命令と善悪の知識の木の箇所からお話をしました。要は、人間として己の分をわきまえて文化命令に応答すべきであるが、原発は人間の分を越えているということ。また原発は被曝労働、立地の人々のいのちのこと、事故における非常な被曝、次世代の人々への加害、そして原発核兵器製造技術維持を目的としていること・・・これらの理由で隣人愛にもとるものであることをお話しました。
 午後のお話は、第一点に、地を相続する者としてキリスト者はまず祈るべきこと。第二点は放射能に負けない心とからだについて。リンゴ・ペクチンの話と、ビタミンCをはじめとする抗酸化物質、そして笑いが有効なことについて。そして第三点は列島が地震の活動期の真っ最中にある今、何十年もかけて脱原発といっているうちに、第二の福島第一におけるような原発破綻をまねく危険性がある。ゆえに即時脱原発すべきであること。
 福島県中通から栃木に流れた放射能雲が、群馬県上空に流れてきて雨に降られた地域は線量が相当高いという事実を前に、具体的にいかにしてその地で特に子どもたちを守って生きていけるのかということで少し提案しました。

  福音伝道教団大間々キリスト教

  お昼はおいしいカレーライスで、そのデザートに地元のスイカ!ごちそうさまでした。