もう15年ほど前から丸テーブルを使っている。義兄夫婦が昔使っていたという二人用のテーブルの脚に、パインの集成材の板を三枚はぎ合わせて作った丸い天板をくっつけて使ってきたのだ。だが、脚のほうの付け根が痛んでガタが来てしまった。
丸テーブルは端っこがなくて、何人でも座れるし、視線をみんなが向け合うことができるので、たいへん気に入って使ってきたので、脚を交換しようと思った。今までは四本足だったのだが、太い一本脚にしたほうが丸テーブルの特性が発揮できるので、そういう脚をネットで捜してみたが二万数千円もする。そこで、自分で作れないかなあと考えてノミ仕事しなくてよいような図面をさがしたらネットにあった。下の図面である。アドレスがわからず思い出して描いた。だがこれではテーブルの端に四本の脚が立つので、どこにでも座れるという丸テーブルの特性が生かせない。
そこで、自分なりに改良したのが下の図である。
上の二つを十字に組み合わせながら組み立てる。
そして、ホームセンターでツーバーフォー材を買ってきて作ってみた。
ツーバイフォーは安いけれど、無垢で十分乾燥しないうちに製材してしまったせいであろうか、ネジレやソリがひどいのが混じっている。今回の工作でも、二枚あわせようとする部分がちゃんとあわずに少し苦労した。午後四時すぎに、次男とふたりで作業をスタートして、夕食をはさんで、午後十時に完成した。これで天板も脚も全部自作になって、いい気分。ツーバイフォーなので2300円ほどでできた。
ガタガタしないし、なかなか快適。妻も娘も喜んでくれてうれしかった。下の広がった脚の先はまだ切っていない。妻が｢切らないほうが安定していていいんじゃないの」というので。
