九州電力は25日、管内で唯一稼働中だった佐賀県玄海町の玄海原発4号機(118万キロワット、加圧水型軽水炉)の発電を停止し、定期検査を開始した。これにより国内商業炉54基のうち稼働中のものは、北海道電力の泊原発3号機や中国電力の島根原発2号機など計6基となった。
九電の原発全停止は、管内6基体制となった1997年以降では初。最も古い玄海1号機だけが稼働していた時期を含むと、同機が定検入りした80年以来31年ぶり。
ところで、日本中に原発54機中、現在稼働中はたった6機だけ。電力にしたら全体のわずか3%強(562万4000キロワット)にすぎません。電力会社がマスコミを巻き込んで、原発をみんな止めれば停電になると言っていたのがウソだったことが、国民の目の前に実証されていますね。
<稼働中の原発の停止予定>
四国電力 伊方2号 2012年1月13日までに
東京電力 刈羽5号 2012年1月25日
中国電力 島根2号 2012年1月27日までに
関西電力 高浜3号 2012年2月20日
東京電力 刈羽6号 2012年3月末までに
北海道電力 泊3号 2012年4月末までに