ずっと以前から見たいと思っていた映画「ヤコブへの手紙」のDVDを妻が借りてきてくれた。主の日の午後、クリスマスの賛美の練習などをおえて兄弟姉妹が帰られたあと、ひとりで観た。
フィンランドの田舎の林の中に目の見えない老牧師ヤコブの住む牧師館がある。ヤコブは近所の人に手伝ってもらって手紙を読み、祈り、聖書のみことばを添えて返信をするという生活をしていた。ところが、手伝ってくれる人も老人ホームに入所するため彼のもとを去り、ヤコブは手紙を読むことができなくなっていた。
牧師館にレイラというかつて罪を犯し終身刑に処せられていた女性が恩赦を受けて、紹介を受けてやってくる。そして、ヤコブへの手紙を読むことを助けはじめるのだが、しばらくして、ヤコブにはぱったりと手紙が届かなくなる。
「私は今まで、手紙を読み祈ることで神のために役に立っていると思っていたが、ほんとうは逆だったのだ。・・・」ということばが印象的。
そして最後にレイラがヤコブに己の過去の罪を告白すると、ヤコブがある手紙をレイラに持ってくる、その手紙とは・・・。