苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

原発輸出はやめるべきです

 枝野経産相にメールを送った。

枝野大臣様

 日夜、わが国民と世界のためのお働き、ありがとうございます。
 11月5日、早稲田大学における講演で、「日本はこれほどの地震国である以上、原発の新設はあってはならない」という旨を発言なさったことはもっともなことだと存じます。
 しかし、輸出にかんしては、「相手国の求めがあれば原発を輸出するのが国際的責任だ」と述べられたことには、聡明な枝野様もついにカネに目がくらんだのかと、がっかりしました。格別、候補に挙がっているトルコ、ヨルダンはひどい地震国です。日本が原発を輸出することは、福島第一原発と同じ災厄をこれらの国に輸出することになります。ベトナムにしても、あの細い国で原発地震でなくても人為的ミスで破綻すれば、その隣国へも影響し、南北分断となってしまいます。
 枝野様は、子どもがその危険性も知らずに日本刀をくれといったら、与えるでしょうか。たとえ、その国が原発の危険性をよく知らずに原発が欲しいといっても、与えないのがほんとうの友であり国際的責任ではありませんか。むしろ、たとえば日本ではガスコンバインド発電機の技術は世界のトップレベルにあるのですから、それを勧めるべきです。
 心身ともにご健康が守られて、よい働きをなさいますように。

 手紙には、上述のように書いたが、ベトナムでもこのところ頻々と地震が起こっていることを、後で知ったので、また伝えたいと思っている。太平洋プレートが南東から北西へと全体的に今激しくずれ動いているから、プレートの端っこにある地域は地震が多いのはあたりまえである。
 メコン川インドシナ半島のいのちの水であるから、ベトナム原発破綻によってメコン川放射能で汚染されれば、ベトナムのみならずラオスカンボジア、タイも甚大な被害を受けることになる。
 筆者は、311の原発事故直後にもブログに書いた記憶があるが、日本が国内で利権まみれになりながらも原発を用いている分には、神様はこれを許容してこられたのだけれど、自国の金儲けのために原発を輸出して世界を放射能まみれにしてしまうことは許容しないぞという警告が、311福島第一原発事故なのではないかと直観している。その警告にも耳を傾けようとせず、あえて原発ベトナム、トルコ、ヨルダンに輸出しようとするならば、わが国はさらに厳しい警告を受けなければならなくなるであろう。
 私たちは政府に警告し、彼らのために祈らなければならない。
「そこで、まず第一に勧める。すべての人のために、王たちと上に立っているすべての人々のために、願いと、祈と、とりなしと、感謝とをささげなさい。 それはわたしたちが、安らかで静かな一生を、真に信心深くまた謹厳に過ごすためである。」1テモテ2:1,2

枝野氏の宛先http://www.edano.gr.jp/inquiry/inquiry.html