苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

25回目の結婚記念日

 11月3日は25回目の結婚記念日。銀婚式とかいうそうである。甲斐大泉の森の中にあるレストラン「森の小径」に出かけた。千曲川の脇を走って峠を登り野辺山高原に出て、カラマツが黄金色に染まっていて山々がたとえようもなく美しい。きょうは曇り空ながら八ヶ岳がよく見える。甲斐大泉に抜ける大きな橋を渡るときには、はるかに富士山も望まれた。
 甲斐大泉駅の前から森の中を走る泉ラインを5分ほど行けば、「森の小径」に到着。黄色に朱にオレンジに染まった林のなかに、こげ茶の素朴な小さな建物があった。テーブル数は外のデッキのもあわせて八つで満席だった。椅子を引いて妻を窓側に座らせ、私も席につくと、妻の背後に大きな一枚ガラスの窓が額縁となって、もみじした外の景色がみごとな風景画である。

 上品な六十代半ばかと思われる銀髪の店の主人がオーダーを取りに来る。妻は鶏ももの香野菜、私は虹鱒のムニエルを注文した。しばらくすると、前菜の高原野菜のサラダがとどいたのでお祈り
 この二十五年間、私たちの欠けや罪にもかかわらず、いろいろな試練のなかでも主が私たちの家庭を守り続け、三人の子どもをたまわり、微力ながら主の教会に仕えてくることを許してくださったことを感謝し、また、死がふたりを分かつときまで、神様の前に誠実に愛のある家庭を営み続けていくことができるように、と。
 さて、「いただきます!」。メインの虹鱒のムニエルは外はかりっとして、エリンギ、シシトウ、パプリカ、ナスが添えられていて、中はしっとりと味がしみている。お皿をさげに来られたオーナーに聞くと、やはりこのお店の定番のようで、虹鱒のムニエルを目当てにやってくるお客が多いそうである。尻尾を残していると、「尻尾もおせんべいのようにおいしいんです。」と言われたので、食べてみた。パリパリしていて実においしい。

食事の途中、窓の外のデッキに、四十半ばかと思われる夫婦が、子牛ほどの大きさの真っ白な毛がふさふさの犬を二頭つれて来られた。マレンマシープドッグというそうである。このレストランはペットOKなのである。もちろんペット連れは外のデッキで食事となる。この二頭はとっても良い子で、騒がずにご主人たちが食べ終わるのを待っていた。
さてご馳走様となって、お店の前で記念に写真をぱちり。ちょうど一緒にお店を出ることになった、あの真っ白な羊のような二頭の犬の写真も撮らせていただいた。

 妻には、これまでありがとう。これからもよろしく。日本という国は今、たいへんな試練の中にあり、今後どのようになっていくのか見当がつかないけれど、イエス様の御手のうちにあるのだから、喜びながらいっしょに歩んでゆきたい。
 帰宅すれば、「通信小海」11月号原稿書きと、主の日の説教の準備。そして明日は基督神学校のクラスだ。ウーンてんこ盛り、おなかいっぱい。