苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

千葉東方沖で大きな地震の可能性

 千葉東方沖で近々大きな地震が起こる可能性があるという情報に接したので、ここに引用しておく。気象庁の発表と北大の森谷氏の発表である。10月31日NHK気象庁の発表として控えめに報道している。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111031/k10013637011000.html
 ちなみに、気象庁地震情報はこちら。http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html


 千葉県東方沖では、今月、小規模な地震が相次ぎ、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く現象が観測されています。こうした活動は数年ごとに繰り返され、やや規模の大きな地震が起きることもあるため、気象庁は、念のため揺れに注意するよう呼びかけています。
 気象庁によりますと、千葉県東方沖やその周辺では、フィリピン海プレートという海底の岩盤が陸側の岩盤の下に沈み込んでいる影響で地震活動が活発になることがあり、26日ごろから小規模な地震が相次ぎ、千葉県で震度2や1の揺れを観測しています。また、国土地理院防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置している傾斜計やGPSの観測点では、26日以降、地下の岩盤の境目がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」という現象とみられる僅かな地殻変動が観測されています。こうした活動は、平均で6年程度の間隔で繰り返し起きていますが、活動に伴ってマグニチュード4から5程度のやや規模の大きな地震が起きることがあり、前回、4年前の平成19年8月の地震活動では、最大、震度5弱の揺れを観測しました。気象庁は「今回の地震活動は過去の例よりも低調だが、念のため揺れに注意してほしい。また、3月の巨大地震の余震活動も引き続き活発なので、引き続き広い範囲で地震に注意してほしい」と話しています。

 一方、VHF電磁波で地震観測をしている北海道大学地震火山研究観測センターの森谷武男氏は地震の規模は再びM9の可能性があるとのこと。ただし、北大の統一見解ではなく、あくまでも個人的見解であると但し書きされている。http://nanako.sci.hokudai.ac.jp/~moriya/M9.htm

再びマグニチュード9の地震が発生する確率が高くなってきました
(これは北大の統一見解ではなくあくまでも森谷武男の個人的な見解です)

 VHF電磁波の地震エコー観測からふたたびM9地震が発生する可能性が高まっていることをお知らせします.2011年3月11日の 東北地方太平洋沖地震の前に8か月ほどさかのぼる2010年6月27日からえりも観測点において89.9MHzのチャンネルに地震エコーが観測 され始めました.この周波数は北海道東部中標津局の周波数ですが他の複数の観測点における監視から中標津局からの地震 エコーではないことが確認されました.同じ周波数の局は葛巻,種市,輪島,神戸などにありますが地震エコーの振幅が小さく (-100〜-110dBから3-4dB上昇する)音声信号にならないのでどの局からかは不明ですが,おそらく東北地方の葛巻と種市の 可能性が強いと考えられます. この地震エコーは8ヶ月続き,2011年1月には弱くなりついに3月07日のM7.3の前震が発生後M9.0が発生しました.M7.3が前震 であることは,これに続く余震群のb値が0.5程度で極端に小さいことで判りました.しかし確認作業中にM9は発生しました. 地震エコーの総継続時間は20万分を越えてM8以上の可能性がありました.図は2010年01月01日からの地震エコーの日別継続 時間です.横軸は2010年01月01日からの月日,縦軸は1日毎の地震エコーの継続時間(分)です.
  M9.0の発生後,地震エコーの活動は弱かったのですが,いわきの地震M7.0が発生したころから再び活性化し始めま した.そして現在まで昨年後半に観測された状況と良く似た経過をたどっています.地震エコーの総継続時間は16万分に到 達しました.もしもこのまま3月11日の地震の前と同じ経過をたどるとすれば,再びM9クラスの地震が発生すると推定されます. 震央は東北地方南部沖から関東地方沖の日本海溝南部付近であろうと考えられます.震源カニズムが正断層である場合には 海底地殻上下変動が大きいので津波の振幅が大きく巨大津波になる可能性も考えられます.発生時期は12月から2012年01月にかけて と考えられますが,地震エコーの衰弱からだけではピンポイントでの予想は難しいと思われます.前震の発生や地震をトリガー する自然現象,つまり磁気嵐や地球潮汐の観測などを監視していくことも重要です.  これからもVHF地震エコーの観測を欠測しないように継続していき,できるだけ頻繁に更新していくつもりです.

 私は電磁波による地震予測の仕組みは素人なのでよくわからないが、上の図を見ると、2010年7月2日に異常が始まり2011年初めに減衰し始め、ほとんど消えた直後に3月11日のM9がやってきている。そして4月半ばからふたたび大きくなって10月下旬まで続いているから、観測者としては、もし同じパターンを繰り返すと仮定すれば、このあと一ヶ月ほどで減衰したときに再びM9が来ると判断するのだろう。なにしろこれほどの大規模な地震の観測データはきわめて少ないから、電磁波がこうなったらこういう地震が起きると確定的なことはまだいえないであろうけれど。
 主よあわれんでくださいと祈らないではいられない。できる備えはしておきたい。たんす、本棚など倒れないようにしてあるだろうか。茨城、千葉の皆さんは特にご注意。東海村原発はだいじょうぶであろうか。念のため、首相官邸日本原子力発電株式会社に連絡をしておくことにする。<追記>茨城県、千葉県、神奈川県、東京都の各都県庁、および、太平洋岸の自治体と各地方新聞社に情報を提供した。自治体は、あの津波が来たばあい、住民が避難できる高い場所を確保し、訓練しておく必要があると思う。かりに何も来なければ、あるいは、気象庁の予測なみであれば感謝。だが、いずれにせよ用心しておくに越したことはない。

追記2011年11月26日>
北大森谷研究室の地震予知情報が北大によって強制閉鎖にされました。 http://nanako.sci.hokudai.ac.jp/~moriya/M9.htm 地震火山センターでは地震予報情報は公表しないことに決定しました


 奥多摩はあたたかく、みかんがありました。

 そしてバナナ(芭蕉)も!