苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

月や星を見ますのに

 八月末に野辺山宇宙電波天文台の公開日に家族で出かけてきた。駐車場に集まった車のナンバープレートを見ると、横浜、名古屋、千葉、大阪。九州、北海道からも見学者が来ていたのでびっくりしてしまった。
 展示内容は、宇宙そのものよりも電波望遠鏡の仕組みにかんする物理的・数学的な説明が多かったような気がする。「気がする」では頼りないのだが、しろうとにはむずかしくってニャンだかよくわからニャかったというのが正直なところだった。猫に小判
 五歳の次男に「なにが楽しかった?」と聞いたら、「わたあめ」と言った。駐車場でわたあめが売っていたのだ。でも、三日たってから聞いたらパソコンでやった「宇宙のゲーム」と言っていたから、親よりは吸収したことがあるみたいである。野辺山天文台のみなさんありがとうございました。
 ところで八月二十九日、種子島からH2Aロケットが打ち上げ成功した。すばらしい。ただ宇宙の知識が人を愚かな傲慢にふくれ上がらせるのでなく、かえって、万物を創造されたお方への畏敬と謙遜、ほんとうの知恵に導くものであるようにと願うことである。

「あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見ますのに、人とは何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。」詩篇八篇

(通信小海95号 2001年9月号)

 * 昨日、北朝鮮を監視するというH2Aロケットが打ち上げられたとニュースがありました。地上にはなかなか平和が来ません。あの日5歳だった次男は、今は中学三年生。身長が父親に迫りつつあります。


  このあたりで「山ごぼう」と呼ぶおいしい根っこをもつモリアザミの花。図鑑のヤマゴボウではありません。ヤマゴボウは毒があります。

  散歩で見つけた鹿の足跡