苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

熱中症対策

 私の知り合いに、アラビアに石油プラントの輸出を仕事としていた方がいます。ある日、彼が砂漠で同僚と一緒にパイプの点検をしていました。しばらく仕事をしていて、ふと少し離れたところにいる同僚を見ると、倒れているではありませんか。駆け寄ると顔が真っ赤です。アラビアの砂漠では、極度に乾燥しているので汗は即座に蒸発してしまって汗をかきませんし、自分がのどの渇いたことに気づかないそうです。ですから常に水筒を携行して15分ごとにのどが渇かなくても水を飲む必要があるのだそうです。
 なんとかして水を飲ませてやらなくては、と必死で彼の両脇をもって水筒のあるところまで引きずって来て、ようやく水を飲ませてやって事なきを得たそうです。そのあと、「ああ、君を水筒のところまで引きずってこなくても、水筒を君のところに持ってくればよかったんだね。」と笑ったそうです。緊急時になると、それほどあわててしまうものなのですね。
 暑いですね。信州でこれほどですから、都市部のほうはさぞかしと思います。熱中症でいのちを落とすこともありますから、今回は対策を。
 炎天下ばかりでなく、車内、体育館でも熱中症になることがあるので注意。
 涼しいところに移動する。
 横になり衣服を楽にゆるめる。
 スポーツドリンクをゆっくり飲ませる。
 足を高くする。
 体を冷やす。(首の後ろ、わきの下など)
 体がほてっていると、霧吹きでぬらして上げる。ただし、氷は冷やしすぎる。

熱中症の予防
 こまめに200〜250mlの水を15分〜30分ごとに補給する。特に、年を取るとのどの渇きを感知する能力が衰えるそうです。意識して、水を飲みましょう。