長野県の小中学校で、高濃度の放射性汚染腐葉土が用いられていた。この腐葉土は鳥取県の店舗由来のものであるという。子どもたちが被爆してしまったのだろう。もしこの腐葉土が鳥取県から採取されたものであるとすると、という位置を考えると、これは福島第一原発由来のものが流通によって紛れ込んだものなのか、それとも、昨年佐賀原発から漏れ出た放射能であるのかは不明。九州電力は、佐賀原発からの放射能漏洩を隠蔽していた。
下記は2001年8月1日信濃毎日新聞の記事。
汚染腐葉土と同製品、北信2小中学校で使用
県内で高濃度の放射性物質を含む可能性がある腐葉土の製品が流通していた問題で、北信地方の小中学校計2校が同じ製品40袋余(1袋14リットル入り)を使っていたことが31日分かった。県農政部によると、プランターで花を栽培するのに使ったという。同部は両校に対し児童生徒が近づかない場所に置くよう指導したとしている。
両校から県に29日に相談が寄せられ、判明した。県は校名は公表していない。
製品は、カインズ(群馬県高崎市)がホームセンター「カインズホーム」の長野県内の14店で販売した「バーク入り腐葉土14L」。同部によると、小学校は6月下旬に約10袋を県内店舗で購入し、キクを栽培するプランターに土と混ぜて入れた。中学校は花の栽培に30〜40袋を使った。
この製品は鳥取県の調査で、鳥取市内の店舗が販売した製品から1キロ当たり1万4800ベクレルの放射性セシウムが検出された。カインズによると、長野県内では東日本大震災後、販売を自粛した7月27日までに約1万300袋を販売したという。
同社(電話0120・87・7111)は、同期間に県内全16店で約530袋を販売した3リットル入り製品を含め、未使用品の返金に応じている。県農業技術課(電話026・235・7220)など県の相談窓口には、31日までの3日間で250件余の相談があった。