苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

福島原発の実情は

【必見】これが福島原発の実態だ!東電現場からの告発

 政府は福島第一原発が「安定的冷却」にはいって、再循環システムによる「冷温停止」を目指した第一ステップを達成したと言っている。しかし、小出裕章氏によれば、実情はそんなものではない。まず、そもそも「冷温停止」というのは燃料棒が正常な位置にあって、原子炉が冷温にされていることを意味するのであるが、肝心の燃料棒はメルトダウンしてしまったと東電も認めているのであるから、「冷温停止」は不可能なのである。それで「安定的冷却」ということばを用いているのであろう。
 東電は、1号機のメルトダウンした100トンもの燃料棒は、圧力容器の底に落ち、これを溶かしてしまい、その下の格納容器の底に落ちて(メルトスルー)今は格納容器の底にあるといっている。しかし、小出氏の判断では、格納容器の厚さは4センチメートルの鋼鉄にすぎないから、当然溶けてしまって、溶けた燃料棒は原子炉建屋のコンクリートの底に落ちて、底を溶かしつつめり込んでいるであろうということである。厚さ15センチ〜30センチもある鋼鉄でできている圧力容器がすでに溶けてしまったというのだから、厚さ4センチの格納容器の底が溶けないわけはないという小出氏の主張は、筆者にはきわめてもっともだと思われる。
 というわけで、どろどろに溶けてしまった燃料は、すでに建屋床のコンクリートを溶かしつつ地面にめり込みつつあるということは、結局、これをもはや冷却できる状態ではなくなっていることを意味している。

・・・・福島第一原発の収束のめどは立てようがないというのが、実情である。というか、原子炉内がどのような状況に陥っているかについては、誰も見ることができない状態であって、収束というには程遠い。詳細は下記を参照。

参照*7月28日 すでにチェルノブイリの3分の1相当の放射能が出て進行中 小出裕章京都三条ラジオカフェ)
http://hiroakikoide.wordpress.com/
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65754582.html