原子力安全・保安院が玄海原発が安全だと結論を出したからといって、海江田経済産業大臣が地元の説得にあたるという。1号機に関しては6月25日に書いたように、緊急停止装置が働いてまず制御棒が差し込まれ、次に「冷やす」ために水をかけたとたん、たとえそれが98℃の熱湯であっても、炉はひびが入って、燃料棒が溶けて爆発するほど脆くなっている。なにが安全なものか。到底、正気の沙汰とは思えない。
<追記>
海江田氏が再開を求めているのは、さすがに1号機ではなく、2,3号機だそうである。それにしても、福島第一原発1号機は津波が来ないうち、揺れだけで、最強を誇った原子炉圧力容器が壊れた事実はなお残っている。