5月23日の行政監視委員会における、小出裕章氏(京大原子炉実験室)、孫正義氏(ソフトバンク)、石橋克彦氏(神戸大名誉教授 東海地震の専門家)、後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者)が参考人として招致され話をなさっている。
原発事故直後の3月15日の東京の放射線量が、政府の発表と小出氏が測定したものと大きく違っているということである。
小出氏が測定したのは、ヨウ素、テルル、セシウムであり、その測定結果としての線量は1立方メートルあたり数100ベクレルであった。これはチェルノブイリ事故のとき、はるかかなたから日本に飛んできたものの約千倍にあたり、1時間外気を吸っていると20μSvの内部被曝をしてしまうという線量であったとのこと。
こちらでは全編http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
下に掲げたのは小出裕章氏が測定した3月15日の東京で採取した空気中の放射線核種である。
<濃度Bq/㎥> <実効線量μSv/日>
ヨウ素131 720 130
ヨウ素132 450 0.8
ヨウ素133 20 0.6
テルル132 570 24
セシウム134 110 28
セシウム136 21 0.9
セシウム137 130 23
合計 210μSv/日
出典http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/20110318koide.pdf
これに対して、放射線総合医学研究所の数字は下記のとおり。
ヨウ素131・・・241ベクレル、
ヨウ素132・・・281ベクレル、
セシウム134・・ 64ベクレル
セシウム137・・ 60ベクレル、