苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

きのうの放射能汚染地図の出典 

 今朝、土浦の友人が昨日の地図の出典を教えてくださった。「さて、武田教授が引用されている放射性物質の地図ですが、情報元は群馬大学の早川由起夫先生のようです。
こちらのブログエントリーにあります。
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-379.html
 とのこと。開いてみると、まさにそのとおり。大きな地図があって、とても見やすくなっており、引用先で300キロ図を見れば、右下の字もしっかりと読める。

http://blog-imgs-15-origin.fc2.com/k/i/p/kipuka/radioactive300kms.jpg

 さらに、下のサイトを見れば観測地点ごとのデータもしっかり書かれている。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,0&msa=0&msid=210951801243060233597.0004a066858a3066ee70a&ll=37.496652,140.495911&spn=0.880356,1.717987&t=p&z=10
 親しい友人たちが、この地図の中のあそこにもここにも住んでいる。しかもなお事態が収束していない。
 原発から300キロの神奈川の西の端のお茶にまで被害が出るとは、衝撃的である。お茶の性質にもよるのであろう。それ以外のお茶の産地もひやひやだろう。お茶というのは、きのこ類と似ていて、カリウムを吸収して新芽に集中させる性質があるそうで、カリウムセシウムに分子構造が似ているんだそうだ。地形的に見ると、このお茶の産地付近は、箱根の山の麓で、北東から下ってきた放射能雲が山にぶつかって滞留したのだろうか、あるいはちょうどそのとき雨が降ったのだろうかと思われる。
 つくづく原発のコストは高すぎる。経済的な意味だけでなく、あらゆる意味において。しかも、日本に原発を持ち込んだ初代科学技術庁長官中曽根氏は、日本に原発は絶対必要となお言い張っていて、自民党において影響力を持ち続けている。もはや正気の沙汰とは思えない。今回、原発問題をめぐって、戦後の日本の政界・官界・財界・学界・報道界の癒着した実態が見えてしまった。

追記
福島県内4400箇所の放射線量を可視化」した図を公開しているoxon氏を見つけました。大きな地図で見ると詳しくわかります。福島県内の方、役立ててください。
http://d.hatena.ne.jp/oxon/20110426/1303810008