苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

敦賀市役所からの返事

 3月25日に全国の原発をかかえる地方自治体に提言書を出した。参照⇒http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20110325
福井県南部の敦賀市からていねいなお返事をいただいた。

 「春暖の候、日頃は市政に格別のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。  先に発生した、東日本大地震とそれに伴う未曾有の震災は、平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災を越える被害だけでなく、高い津波東京電力の福島第一発電所による原子力災害が発生したことから、日本海側の沿岸自治体であり、国内有数の原子力発電所立地自治体である本市にとって、ご提言にあるとおり、本市の防災体制や原子力行政を再検討する必要があるものであったと言えます。 
本市においては、現在、市政運営の指針である総合計画を策定しているところですが、その中においても今回の未曾有の震災を受けた形で、防災体制及び原子力行政の方向性を定めることとなる予定です。 
その中で、この度、ご提言いただいたことにつきましては、本市の今後の方向性を考える上での貴重なご意見の一つとして受け止めたいと考えます。 この度は、貴重なご意見を頂きありがとうございました。」

 敦賀市をはじめ原発を抱える地方自治体がこの国を救うために原発行政について勇気ある決断、方向転換をなさることを切に願っている。ただ、今なお綱渡りをしている福島原発が水蒸気爆発で破綻してしまえば、そんな時間はないわけであるけれど。こんなとき、「たとえ明日世の終わりが来るとしても、今日、私はリンゴの苗を植える」という心がけが大事なのだろう。

 敦賀の木場。こんなに美しい海と山。http://www.y-sukiya.com/blog/index.php?no=r1336