苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

アブラハムの生涯から

 今回、KGKでは聖書の中の一人の人物に焦点をあてて学ぶということを希望されたので、アブラハムの生涯をとりあげて味わっている。伊作という名の人が二代目のクリスチャンに多いようだが、そのように命名した父親は、きっと自分自身をアブラハムに重ね合わせて聖書を読むのだろう。私も、そういう一人である。息子の名は伊作とはしていないけれど、初代のキリスト者としては彼の生涯に関心を抱かないではいられない。
 神の召しにしたがって、どこに行くのかを知らずに信仰の人生に旅立ったアブラハムが、実にさまざまな経験をとおして、神ご自身から「神の友」と呼んでいただけるような器として造り上げられていく。そのプロセスを味わうことは、自分自身に対する神の御摂理を理解するために、とても有益である。若者たちがこれから一生かけてアブラハムの生涯を味わってゆくための手がかりを、少しでも提供できればと思っている。