近所に井上さんという、昔、娘の保育園の先生をしてくださった主婦がいらっしゃる。娘たちには「おおかみ先生」と呼ばれて慕われていた。おおかみ先生はナスのヘタをむいては、そこに子狐を見つけ出し、リンゴの皮をむいては兎を見つけ出し、サトイモの皮をむいてはキリンやチータを見つけだしてしまう不思議な人なのだ。そうしてとうとう、絵本がいくつか生まれてきた。2月末まで、小海の八峰の湯のギャラリーにいろいろ展示されているそうだ。
おおかみ先生はご自分ではインターネットをなさらないということなので、「私のブログに掲載せましょうか」とうかがったら、どうぞどうぞということだったので、写真を撮ってここに載せることにした。カラーコピーしたものを写真撮影したのでフォーカスが甘く鮮やかさに欠けているのが残念。
私は一匹の少し寂しげな子狐に心惹かれた。子狐はナスのへたでできている。大きな子狐だけは現物を直接撮ったもの。