苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

関西弁 改

 こないだ、久しぶりにふるさとの神戸に帰って、おもいきり神戸弁つこうた。ことばがちごうたら、なんかやっぱりふるさとに帰って来たんやなあと感じたわ。兄貴といっしょに須磨の海岸を歩いてんけど、須磨の海ゆうのは、めっちゃ静かやねんで。ぼくの声も兄貴の声も小さいねんけど、ささやくような波の音しかせえへんから、ちゃんと聞こえたわ。これが九十九里浜やったら、怒鳴り合いせなあかんやろ。犬吠埼てゆう地名もあるくらいやからなあ。
 そういうたら、「明治維新のとき、標準語を東京方言でつくったのがまちがいやった。もし関西弁を標準語にしてたら、近代の日本はもうすこし穏やかやったんとちゃうか。」て、言うてた人がおったなあ。まあ少なくとも国会の論戦は、もうちょっとのんびりしてるような気がせんでもないな。
 昔、吉田首相の「馬鹿野郎解散」ていうのがあったけど、たしかに京都弁やったら、首相が「あんさん、あほ。何いうてはるのん」ていうても、解散にはならへんやろね。神戸弁やったら、「だぼ。何いうとうねん」で、もしかしたら「だぼ解散」になったかもしれんなあ。ちなみに「だぼ」いうのは「だぼはぜ」の「だぼ」で、神戸と明石の特有の罵り表現です。「あほ」よりも下品な感じでふつうつこたらあかんことばです。「あほ」には親愛の情が含まれるけど、「だぼ」には含まれへんよ。有名な河内弁やったらどうなるんかな。ようわからへんけど、「ジャカマシイ!あほんだら。われ何いうとんじゃい。」かなあ。そしたら、まちがいなく「あほんだら解散」やな。

   千葉の学園の桜が花を咲かせていました!