梅雨が明けて、町の公園清掃に出た。全員で十数名。ほとんどの方が55歳以上の男女で、それ未満は私を含めて二人。今年は雨が多かったせいで、地面が見えないほどに草が生えてしまっている。
草を刈り、茂りすぎた木の枝を落とし、葉っぱをはき集め、池を清掃して水をはって金魚を入れて、ずいぶんとせいせいした。ベンチのそばには、学生たちが食べたり飲んだりしたごみを草むらにポイポイ捨てたものが出てくる。ゴミ箱がそこにあるのに・・・。
都会に住んでいたときは、公園清掃など公共サービスでしてもらうのが当たり前だったが、税収がかぎられている田舎に住めば、春の道普請、梅雨明けと秋の公園清掃、冬の早朝雪かき、子供がいればPTAのプール、スケートリンク整備などみんなでいっしょに汗を流すのがあたりまえである。
二時間ほどの作業を終えると、うっそうとしていた公園もせいせいし、木陰にたたずむと心地よい風が通るようになった。