苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

時事問題のブログ紹介

 いわゆる朝日・毎日・読売・産経といった全国紙やNHKの報道は国や大企業寄りの報道がされる傾向がある。たとえば原発事故などは電力会社の公式発表しか報道されない。一昨年末NHKスペシャル「迫りくる超巨大地震」という番組を見たことがある。東海―東南海―南海地震が差し迫っていることを専門家を呼んだり、CGを駆使したりして詳細に警告する番組であったが、そこでは東海大地震の想定震源域の中央に位置する浜岡原発の危険性については、ついに一言も触れられなかった。また、最近では検察リーク頼みの小沢バッシング報道は異様だった。そういうなかで、東京新聞中日新聞東京版なので、異彩を放ってある独立性を保っている。全国紙よりも地方紙のほうが、ジャーナリズムの独立性を維持しているわけである。
 かつてはフリージャーナリストは報道の場がなかったが、今はインターネットという場があるので、彼らの報道を得ることができる。そこでときどき市民新聞JANJANを読んできたのだが、残念ながら休刊になるということである。http://www.janjannews.jp/
 そこで、代わりに見つけたのは、魚住昭責任編集ウェブマガジン「魚の目」http://uonome.jp/ である。これは検察の裏金つくり問題にも斬りこんでいる。検察リークを頼みに報道している記者クラブ所属の全国紙では決して取り上げられない記事である。検察の問題点を指摘すると、検察が情報を流してくれなくなるからである。
 もうひとつ。「読むべきブログ 見つかる わかる」がキャッチのBLOGOSというサイト。http://blogos.livedoor.com/ もろもろの有益なブログが紹介されている。
 ちなみに、「記者クラブ」制度の問題点を鋭く指摘したのは、フリージャーナリスト上杉隆『ジャーナリズム崩壊』(幻冬舎)である。一読の価値あり。