昨日の深夜からパラパラ降り始めた雪だったが、早めにやんでくれたようで、今朝の小海の風景は白い薄化粧程度であった。雪が降ると暖かいというのはほんとうで、ストーブのついていない私の勉強部屋で12度もあった。外気は氷点下2度。
なぜ雪が降ると暖かいのだろう。その理由の一つは、雪雲が宇宙に熱エネルギーが逃げてしまうのを妨げてくれるから。よくいう放射冷却現象が起きないわけである。
もうひとつ面白い説明を聞いたことがある。水蒸気が凍って雪になるときに熱が発生するからだという。水(液体)が水蒸気(気体)になるとき周囲から熱を奪うので打ち水をして涼しくするが、その反対ということであろう。雪の場合は、水蒸気が水に戻って氷になるのか、あるいは水蒸気から直接氷になるのかしらないけれど、気体または液体から固体というエネルギー状態の低い状態に移ることによって、あまった熱が放出されるのだろうなあ。よく分かる読者がいたら教えてください。