苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

核廃絶を日本官僚が妨害・・・新聞・テレビニュースの沈黙

 オバマ大統領がプラハ核廃絶を訴えた。最初リップサービスかと思ったら、オバマさんは本気でこれに取り組み始めている。
http://tanakanews.com/090714nuclear.htm
 しかし、米国政府の中には、オバマ大統領の核廃絶政策に反対する人々がいる。軍需産業を背景とする人々であろうか。彼らが盾に取っているのは、唯一の被爆国日本から核廃絶反対の意向が出ていることなのである。日本の政府と官僚が「国是」として核廃絶に反対しているというのである。下の「憂慮する科学者同盟」の4分ほどのビデオを見ていただきたい(7月31日記事と同じ)。
http://www.youtube.com/watch?v=itFI87hixy0
 むろん、これは、その重要性からいって第一級に属するニュースであるが、NHK、朝日、毎日、読売、産経などは沈黙を守っている。読売や産経はもともとがそういうスタンスであるから、その沈黙については驚きもしない。しかし、人権・平和・核廃絶といったことに、いつも声高にものを言ってきた朝日新聞の沈黙には、子どもの頃から朝日の読者であっただけに、呆れてしまう。敵が遠くにいるうちは猛々しく吠えるくせに、近くにくると尻尾を振って恭順を示す。前々から、朝日のそういう性向に気づいていたけれど、これほどとは。これでは大阪府知事に「朝日は廃業したほうが世のためだ」と言われてもやむをえまい。
 現代日本は、核問題、原発の危険性など、ほんとうの意味で危機的な実情を知りたければ、どうやらスポンサーのついていない報道機関に頼るほかない状況であるらしい。
http://www.news.janjan.jp/world/0908/0907318027/1.php
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200907300638324

追加:さすがに新聞「赤旗」には報道がされていた。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-04/2009080401_02_1.html