神学校1年生の初冬の早朝。まだ薄暗い朝の光のなかを寮からチャペルまで霜を踏みしめて歩いた。その朝は、おすすめの担当だったので、少々は早めに到着し、祈りながら待っていた。チャペルに朝の光がじょじょに満ちてくる。ジャンバーを着込んだ兄弟姉妹たちが無言で一人また一人と集っては席に着いて、黙想を始める。その姿を見たとき、いいようのない感動に包まれた。
これは、あの日から今日にいたるまで続いている。主の日の朝、礼拝堂に集ってくる主にある兄弟姉妹ひとりひとりを見ると、いいようのない感動が私のうちがわから湧き上がってくる。ともに父なる神の前で礼拝できるということは、なんという喜びであろう。そこに臨在される主イエスの喜びにわが霊が共鳴しているのであろうか。
「見よ。わたしと、神がわたしに賜った子たちは。」へブル2:13