苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

二つの出来事

 きのう皆既日蝕があって、今朝になってyoutubeでNHKの録画を見た。コロナが100万度とも200万度ともいわれ、それが冷たい六千度の太陽から発しているのが不思議。また、プロミネンスという1万度ほどの赤いものがコロナの中を浮遊しているのも謎であるという。太陽に関しては、まだまだわからないことがあることを知って、なんだか安心した。
 真っ暗になった空に水星、金星そして冬の星座を構成する星が出現。そして360度夕焼けのようになっている光景も不思議。そしてダイヤモンドリングと呼ばれる現象も見事。

 もうひとつの出来事。ロダという犬をあずかることになってしまった。5歳くらいの雌のミニダックスフントである。なんともおとなしく人なつこい犬である。小次郎を失って寂しがっていた家内や娘や息子たちが大喜びである。一日たってみると、くるくる家事で動き回っている家内より、貧乏揺すりはしても私の足元のほうが安心するらしく、机の下ですやすや寝ている。
 ロダという命名の由来はきっと使徒の働きだろう。
 「こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。教会は彼のために、神に熱心に祈り続けていた。ところでヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれてふたりの兵士の間で寝ており、戸口には番兵たちが牢を監視していた。すると突然、主の御使いが現れ、光が牢を照らした。御使いはペテロのわき腹をたたいて彼を起こし、『急いで立ち上がりなさい』と言った。すると、鎖が彼の手から落ちた。
そして御使いが、『帯を締めて、くつをはきなさい』と言うので、彼はそのとおりにした。すると、『上着を着て、私について来なさい』と言った。
そこで、外に出て、御使いについて行った。彼には御使いのしている事が現実の事だとはわからず、幻を見ているのだと思われた。彼らが、第一、第二の衛所を通り、町に通じる鉄の門まで来ると、門がひとりでに開いた。そこで、彼らは外に出て、ある通りを進んで行くと、御使いは、たちまち彼を離れた。
  そのとき、ペテロは我に返って言った。『今、確かにわかった。主は御使いを遣わして、ヘロデの手から、また、ユダヤ人たちが待ち構えていたすべての災いから、私を救い出してくださったのだ。』
 こうとわかったので、ペテロは、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家へ行った。そこには大ぜいの人が集まって、祈っていた。彼が入口の戸をたたくと、ロダという女中が応対に出て来た。ところが、ペテロの声だとわかると、喜びのあまり門をあけもしないで、奥へ駆け込み、ペテロが門の外に立っていることをみなに知らせた。
  彼らは、『あなたは気が狂っているのだ』と言ったが、彼女はほんとうだと言い張った。そこで彼らは、『それは彼の御使いだ』と言っていた。しかし、ペテロはたたき続けていた。彼らが門をあけると、そこにペテロがいたので、非常に驚いた。しかし彼は、手ぶりで彼らを静かにさせ、主がどのようにして牢から救い出してくださったかを、彼らに話して聞かせた。」(新約聖書使徒の働き12:5-17)
 あの敬虔で、少しおっちょこちょいの女中の名がロダである。だが、うちに来たロダは見た目、お嬢さんという風情である。ロダとはギリシャ語でバラの意。