苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

死の力

 youtubeにことわざの一部を「死ぬ」に変えたことわざ集があった。怖いようなおかしいような、不思議なことわざ集である。
「腹が減っては死ぬ」
「かわいい子に旅をさせると死ぬ」
「犬も歩けば棒にあたると死ぬ」
「猿も木から落ちて死ぬ」
「下手な鉄砲も数打ちゃ死ぬ」
「思い立ったが死ぬ」
「風が吹けば桶屋が死ぬ」
「火事場の馬鹿は死ぬ」
「赤信号みんなで渡れば死ぬ」
 死という事態は、すべてを根こそぎにしてしまうそういう力を持っている。ちょうど、むかし読んだ太宰治トカトントン』に書いたように。作中の「私」はなにか一生懸命やっていると、突然どこからかトカトントンと聞こえてきてばかばかしくなったという。
 実際、復活がなければ、いかにしゃかりきになってがんばってもすべてはむなしくなってしまう。復活の希望をリアルに味わい、リアルに伝えたい。
「ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」1コリント15:58

アスファルトの割れ目に種が落ちて咲いた花マツバボタン