苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

あなたがたの光を

 夕方、用を済ませて帰宅したらうれしいプレゼントが待っていた。一つは、そろそろ刈らなくちゃあと思っていた駐車場の草がきれいに刈られていたこと。おまけに、庭の土手のうえにスイカのトンネルが出来ていて二本、苗が植わっていた。この技術と心があるのは、まちがいなく教会のH兄M姉夫妻だと思って電話をしたら、当たり。感謝。スイカをなんとか上手に実らせたいものだ。何個とれるかなあと、楽しみ。
 玄関を見たらまたびっくり。紙おむつのはいった大きな袋と粉ミルク缶が届いていた。今朝、「紙おむつと粉ミルクをお願いします」と「通信小海」6月号でを南佐久郡の各戸に新聞折込で呼びかけたことに対する、すばやくありがたい応答だ。どなたがお持ちくださったかはわからない。(通信小海を見たい方は、リンクから小海キリスト教会HPに移れば、バックナンバーを見ることができます)
 今、長野県伊那市でSOSネットワークというボランティア団体が、仕事を失って生活に困窮している日系の南米人のために支援していて、F兄がお米や粉ミルクや紙おむつを届けているのである。F兄と私の付き合いは、もう十何年になるが、彼はずっと山谷、新宿などの野宿者支援のために奉仕をしてきたが、特に今は派遣契約切れにあって困窮している日系南米労働者と家族に緊急支援のために駆けずり回っている。今年にはいってもう米は4トン配給したという状況で、米は底を突きつつある。また若いおかあさんたちが、栄養不良で乳が出ないために粉ミルクを必要としているという悲惨な状況である。・・・行政は手をこまねいているのが実情なのである。
 暗く問題の多い冷めた世の中だが、親切な人たちがいるということは希望だ。通信小海にお米をください、ミルクをくださいという広告をすることは、ほんとうに小さな奉仕にすぎないのだが、それでもお役に立てていることを感謝している。大きなことを考えて、私にはなにもできないとうつむかないで、小さなことでも私にできることをさせてくださいと主の前に差し出すとき、主がそれを用いてくださる。
「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」マタイ5:16