苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ペンテコステ

 今年イエス様の復活の記念日、イースターの季節には十字架に復活の象徴であるユリをあしらいました。娘が折り紙で白百合をつくってくれました。なかなかいいでしょう。

 その復活日から五十日目の祭りペンテコステ(五旬節)にも、何か飾りがほしいなあと思って、教会の兄弟姉妹に話をすると、「やっぱり聖霊が降臨した日に出現した炎でしょう」という人がいました。でも、火をつけるわけにはいきません。ある人は「舌でしょう。聖霊降臨のときにあらわれた炎のように先の分かれた舌です。」といいます。でも牛タンを買ってきていくつもぶら下げたら、グロテスクですしね。イエス様に下った聖霊はハトのようにくだったとあるので、ハトはどうかとも考えましたが、十字架にあしらうとなんだか、このあたりの畑をねらうカラスを追い払うための見せしめの黒いビニールのカラスみたいですしね。
 そこで、五旬節のもともとの意味を思い巡らしていたら、「そうそう。もともと、五旬節ペンテコステは小麦の収穫感謝祭じゃないか。」と思いつきました。
 「あなたがたは、安息日の翌日から、すなわち奉献物の束を持って来た日から、満七週間が終わるまでを数える。七回目の安息日の翌日まで五十日を数え、あなたがたは新しい穀物のささげ物を【主】にささげなければならない。」レビ記23:15,16
 さっそく教会のリースつくりのプロの姉妹に話したら、ご自分の畑の小麦にコーンをあしらってこんなに素敵なリースを作ってきてくださいました!
 旧約時代、イスラエルのなかにとどまっていた神の国が、ペンテコステ聖霊が下って今や世界に広がり、世界という畑からたましいの収穫がスタートした。それが神様が収穫感謝祭ペンテコステを天から聖霊を注ぐタイミングとしてお選びになった理由でしょう。民族も国語も超えて、イエス様のすばらしい救いが世界にもたらされるようになった、その喜ばしい収穫感謝が五旬節ペンテコステです。