ギリシャやインドやその他、およそ自然宗教的な時の構造は春夏秋冬の繰り返しや生命の<誕生・成長・老化・死>のくりかえしにヒントを得た円環であり、これに対して、聖書的な時の構造は創造に始まり終末に終わる直線構造だとしばしば指摘される。始点と終点…
ずいぶん以前読んだ本に、「実在論的還元主義」の問題性を指摘したマッカイという英国人が書いたものがあった。彼は実在論的還元論者を「でしかない屋」と呼ぶ。人間の宗教的行動は人間の道徳的行動でしかない。人間の道徳的行動というのは生物の種の保存の…
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