苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

北海道聖書学院は明日から授業スタート

 北海道聖書学院は、明日からZOOMで授業開始です。学院では、ちょうど今年から札幌まで通えないけれど聖書を学びたいという方たちのために、ZOOMを用いた遠隔地授業をすることにして、準備をしていたところでした。月例の教師会も、この1月からZOOMですることが多くなっていましたので、よいタイミングであったということになるのでしょう。

 ですが、先生方の中にはパソコン、インターネットが苦手と言う方も当然いらして、明日から大丈夫かなということはあります。まあZOOMはよく出来ていて、苦手であっても、特別なことをしようとしなければ、ホームページをお互い会っている感じですから、慣れれば大丈夫だとは思うのですが。

 明日は、キリスト・救済論と、カテキズムのクラスです。それからお昼のチャペルも担当で、これを全部ZOOMでやろうというのですから、しんどそうではありますが、まあチャレンジですね。イエス様と一緒に一歩前へ。

 

北海道聖書学院の神学教育

 北海道聖書学院は、本科生5名定員で3学年、そして1年間の短期信徒コース生と聴講生たちで授業をしています。聴講生以外は寮生活で、家族持ちは近くのアパートから通いです。通い出はあっても、寮に住む学生と同じ生活課題をします。学校の雰囲気は、神の召しに応えて伝道者として人生をささげた神学生と家族ですから、良い感じです。寮生活で多くを学んだという話をよく聞きます。

 授業内容として、釈義神学、組織神学、歴史神学、実践神学をバランスよく教えようと努めているのがよいと思います。私は組織神学担当です。各分野を学ぶ益については、こちらリンク先をご覧ください。
https://www.hbi-wmc.org/%E5%AD%A6%E9%99%A2%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E5%90%84%E7%A5%9E%E5%AD%A6%E5%88%86%E9%87%8E%E3%82%92%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E7%9B%8A/

 組織神学とは、どういう学びなのかについては、私が書いた小さな本を公開していますので、ごらんください。ダウンロード、プリントアウトご自由に。
https://1ab4c85d-7ef5-40e3-b99d-780b70ac09e5.filesusr.com/ugd/2a2fcb_301e0d527ca44332a00b9ca286913a0b.pdf

 

 もうひとつの特徴は少人数制なので、しっかりと学ぶことができるということです。神学生たちの声はこちら。
 https://www.hbi-wmc.org/%E5%AD%A6%E9%99%A2%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E5%8D%92%E6%A5%AD%E7%94%9F-%E5%9C%A8%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%A3%B0/

 

卒業後

 北海道はJECAの教会が多いので、その出身学生が多いのですが、私の属する同盟基督教団ほか他教団の学生たちもいます。北海道聖書学院は、同盟基督教団の認定校の一つで、卒業が補教師試験受験資格となります。卒業生たちは、北海道だけでなく日本と世界へ散っていきます。

 

入学後の諸費用は下のとおり。私が東京基督神学校で学んだころのように格安です。

   授業料    20,000円(毎月)×12回=240,000円(年間) 
   寮費

15,000円(毎月)×12回=180,000円(年間)

   食費

144,000円(年間:12回分割可)

  ※ただし、時価により変動があります

   海外研修積立費   

7,000円(毎月)×12回=84,000円(年間)

   傷害保険料(年間) 5,000円(参考:2019年度)

 

 「北海道へと転勤命令を受けた人は2度泣く」というそうです。1度目は「遠くに飛ばされる」と泣き、2度目は東京に戻ってこいと言われて、北海道を離れがたくて泣くのです。まあ、いまでは飛行機で千歳―羽田間わずか1時間40分なんですが。