苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

嘘は国をも亡ぼす


【三橋貴明】「平気で嘘をつく」安倍政権!三橋貴明チャンネルをよろしくお願いします。

 <三橋氏の話の概要>

 総理大臣と日銀総裁は、アベノミクスが成功し、日本経済はゆるやかな回復基調にあると嘘をついている。事実は、アベノミクスの失敗と2度にわたる消費増税のせいで、経済は衰退の一途をたどっている。
 過去にも経済政策の失敗はあったが、現政権の特異な点は、日本経済の衰退の現実を認めず、「経済は緩やかな回復基調にある」とウソをつき続けていることである。そのため、いつまでも政策転換が行われない。
 かつて総理がそういう嘘をつくと、自民党内の派閥抗争で引きずりおろされて、自民党内でのいわば政権交代が行われるという「自浄作用」があったが、小選挙区制になったために、総理にたてつくと公認がもらえないので、そういう自浄作用が働かなくなっている。

<コメント>
 三橋さんの喋り方は、私は苦手なのですが、内容は勉強になったので、ここに紹介しておきます。考えさせられるのは、現実を直視せず、嘘でごまかし続けることの恐ろしさということです。今も、桜を見る会の件で、首相と取り巻きは証拠文書を捨てて、PC内に残っていても「無い」と言い張り、誰が聞いてもわかる嘘をつき、その嘘をごまかすためにさらに嘘の塗り重ねを続けています。安倍さんはうそつきで有名ですが、取り巻きの政治家、官僚、老舗のホテルまで嘘つきに巻き込まれてしまっています。モラルの崩壊です。

 桜を見る会の実害は比較的小さいということでしょうが、この嘘つき体質が、そのまま国の経済運営にかかわっているので、実害は甚大です。あの人は、おそらく子どものころから現実を直視せず、嘘とごまかしで切り抜けて、不幸なことに総理大臣にまでなってしまったのでしょう。日本国民は、そういう人を国の指導者にしてしまうことが、どれほどの悲惨を招くのかという歴史的実験の最中です。
 かつて我が国は戦争中、「大本営発表」という名の嘘で国民を欺き続けて、あの悲惨な敗戦を経験しましたが、それがなんの教訓にもなっていません。あの人は歴史修正主義者(=歴史的事実隠蔽主義者)ですから、歴史にまなぶことなどありえないのですね。嘘は国をも亡ぼすという教訓を。

 しかし、だからこそ、キリスト者は祈らねばなりません。

「そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。そうすることは、私たちの救い主である神の御前において良いことであり、喜ばれることなのです。」(1テモテ2:1ー3)