三浦綾子文学記念館の館長さんが苫小牧のアイビープラザ(文化交流センター)に来て、本日、講演をしてくださいましたので、H兄と一緒に聞いてきました。会場には80名か90名集っていて満席でした。年齢的には還暦以上という感じでした。館長さんは1970年生まれといいますから、会場で一番若かったでしょうね。
お話は、『草のうた』(少女時代)、『石ころのうた』(戦時下、代用教員時代)、『道ありき』(敗戦、闘病、前川正、三浦光世との出会い)『この土の器をも』(結婚生活・小説家時代)という自伝小説四部作をたどって、作品にどんなふうに反映されているかについて話され、最後に、現代という「不寛容の時代」に「ゆるし」が必要なのでは、と結ばれました。