ドナルド・トランプ氏が次期大統領に決定した。日本のマスメディアでは、口をそろえてヒラリー・クリントン優位と報道していたけれど、トランプが勝つという情報は、フェイスブックに流れてくるネット情報には結構多かった。日本のマスメディアはますます信用できないなあという感想をもってしまった。マスメディアは本当に予測できなかったのだろうか？なぜヒラリー優位と報道し続けたのだろうか？いくつか思いついたこと。
説１．米国のメディアもヒラリー優位と告げていたから、日本メディアはそれに乗っかったにすぎない。
説２．今回のトランプ勝利の原動力は、米国の異常な格差社会である。庶民はほんとうに怒っているのである。だが、メディアに属し、選挙を予測する専門家たちは、庶民でなく特権階級に属しているので、その怒りをキャッチするセンスがなかった。
説３．開票の最中、トランプ優位となると日本の株価がドーンと下がるところから推測すると、結局、経団連をスポンサーとしている日本のメディアは、株価が下がらないためにヒラリー優位というデマ情報を流していた。
いずれにせよ、トランプ氏が大統領となると、彼は基本的にモンロー主義復興を目指しているから、戦後ただただ米国に追随することをもってポリシーとしてきた、日本の官僚たちと自民党政治家たちは、迷走するにちがいない。
笑ってはいけないけれど笑ってしまう情けないジョークがネット上に踊っている。
「アメリカ大統領がトランプだからって何びびってんだよ。日本なんて××だぞ。」
はてさて、これからどうなるのだろう。
やっぱり、私たちとしては、歴史を支配するお方に祈るほかない。
