苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

創世記19:16 神のことばこそが現実

 2016年は52週聖書通読表にしたがって通読し、そのなかから与えられたみことばをメモしていくことにします。
本日の聖書通読箇所マタイ6:1−8、創世記19,20章

しかし彼はためらっていた。すると、その人たちは彼の手と彼の妻の手と、ふたりの娘の手をつかんだ。主の彼に対するあわれみによる。そして彼らを連れ出し、町の外に置いた。(創世記19章16節)

 主が町を滅ぼされるというのだから、信じるべきなのだと理屈ではわかっている。けれども、夜更けたソドムの町の様子はいつもと変わらず、ロトの脳裏に「そんなこと信じられるか」ということばがささやく。また、「神はそうおっしゃるが、現実は・・・」ということばがわいてくる。しかし、目の前の繁栄するソドムの町の姿こそ幻であり、神の言葉こそが現実であった。今、足踏みしているロトとその家族に滅びが近づいていた。
 御使いは彼らの手を掴み、半ば強制的に滅びの町から連れ出した。「主の彼に対するあわれみによる」という句が印象的。本来、その不信仰により滅ぶべきロトの家族であったが、主のあわれみによって救出された。


52週聖書通読表(新改訳用)↓
http://biblestyle.com/planner/52wbrpjr.pdf