苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン11月3日  水の涸れない泉にする

イザヤ書58章11節
口語訳
主は常にあなたを導き、
良き物をもってあなたの願いを満ち足らせ、
あなたの骨を強くされる。
あなたは潤った園のように、
水の絶えない泉のようになる。


新改訳
【主】は絶えず、あなたを導いて、
焼けつく土地でも、あなたの思いを満たし、
あなたの骨を強くする。
あなたは、潤された園のようになり、
水のかれない源のようになる。


新共同訳
主は常にあなたを導き、
焼けつく地であなたの渇きをいやし
骨に力を与えてくださる。
あなたは潤された園、
水の涸れない泉となる。

 翻訳上の異同をいえば、口語訳「よき物をもって」とあるのが、新改訳と新共同訳が「焼けつく土地」としている点。ヘブル語でベ・ツァフサホートは焼けついた土地だから、口語訳がなぜこういう翻訳をしているのかは不明。
 この約束がすばらしく特異な感がするのは、後半である。主はかわきをいやしてくださるだけでなく、私たちの骨粗しょう症気味の(?)骨を強くして、
私たち自身を水の涸れない泉としてくださるということである。つまり、私たち自身が泉となって、ほかの渇いた人々を癒すことができる存在としていただけるということである。これは、サマリヤの女に主イエスが約束されたこと、神の民に聖霊が注がれたことによって、成就した。
 かつては周りには草もはえないような人であったが、主と共に歩むうちにいつしか素晴らしい妻と子どもと友たちを与えられて、豊かな人生を歩むようになったひとりの人のことを、わたしは知っている。