苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン8月21日  意識下まで

ダニエル書2章22節
口語訳
神は深妙、秘密の事をあらわし、
暗黒にあるものを知り、
光をご自身のうちに宿す。


新改訳
神は、深くて測り知れないことも、
隠されていることもあらわし、
暗黒にあるものを知り、
ご自身に光を宿す。


新共同訳
(神は、)奥義と秘義を現わし
闇にひそむものを知り、
光は御もとに宿る。
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 バビロンの王ネブカドネザルが不思議な夢を見て、夢のときあかしを求めた。ただし、王がどんな夢を見たかを言い当てて、その夢を説き明かすべしという命令であった。恐らく王は、これまでインチキの説き明かしを聞かされて飽き飽きしていたのだろう。応えられるのはダニエルのみだった。それは、主がダニエルに王の夢の秘密を明らかにされたからである。そのとき、ダニエルが主をたたえてささげた祈りの一部が本日の一節。
 人の心の中のことは、本人と神以外には知りえない。いや経験的に言えば、どんな夢を見たかということは、不思議なくらいほとんど忘れてしまうものである。だが、神は私が見た夢をことごとくご存知である。心の奥底に意図したことも、本人が自分自身に覆い隠しているようなこと、意識下のこと、いわゆる無意識をも神はご存知である。
 神にすべてを知られていることをわきまえて、今日も生きよう。神様、よろしくお願いします。