苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン8月3日   進むほどに光は増し

箴言4:18
口語訳
正しい者の道は、夜明けの光のようだ、
いよいよ輝きを増して真昼となる。

新改訳
義人の道は、あけぼのの光のようだ。
 いよいよ輝きを増して真昼となる。

新共同訳
神に従う人の道は輝き出る朝の光、
進むほどに光は増し、真昼の輝きとなる。

 訳語として特徴があるのは新共同訳の「神に従う人」。ヘブル語テキストではツァディキームつまり「正しい人々」。どうしてわざわざこういう訳をするのだろう。聖書における義人というものが、神との関係抜きにはありえないということで、「神に従う人」としたのであろう。
 口語訳、新改訳で「いよいよ」と訳されているハラク「行く」の分詞ホレク。進むほどに、というのは「道」との関連で上手な訳かも。
 主に従う道は、最初は暗くて暗中模索しているようであっても、信仰をもってずんずん進んでいくにつれ、光を増して真昼となる。夜明け前、薄暗い中を八ヶ岳の峯のひとつを目指して出発し、ずんずん歩き進むうちに明るくなってきて、ついに頂に立つときには北には浅間山、南には富士山を望むことができた。あの夏の日の登山を思い出した。