苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

J.I.パッカーの贖罪論・義認論・契約神学

 カナダ在住の友人のN君が訳した、J.I.パッカー先生の贖罪論・義認論とあわせて出版予定の契約神学入門の翻訳草稿を見終わりました。パッカー先生の英文は、今風の短い文をつないですらすら読める場所と、ぎっしり固めて書いてあってややこしいところの落差が激しいのです。そういう箇所をわかりやすい訳文にするのはなかなかたいへんです。ラテン的教養のある人の文章だからでしょうか。N君の苦労が偲ばれます。
 贖罪論・義認論・契約神学、ややこしいと思われるかもしれませんが、神の救いの歴史を広く展望する契約神学と、キリストの救いの深みを知る贖罪論と義認論を学ぶことは、きっと有益ですから、もし出版されたらご一読をお奨めします。

 「キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、 人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、 そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされるように。」(エフェソの信徒への手紙3章18−19節)