苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

安倍政権は米国の侵略戦争に無批判で協力する


5月28日 国会 志位委員長、安保関連法質疑。
<安倍政権は米国様の侵略戦争に無批判で協力することが明らかにされた>
1.ドイツはかつて防衛戦争のみに武力行使を限定してきたが、PKOに協力ということで、治安活動・復興支援に軍を派遣。その結果、50数名の戦死者を出した。今般PKO協力法改正によって、自衛隊員も同じことになる可能性があることを認めますか?
安倍総理、岸外相は何だかんだ言って、認めない。
2.安倍政権は今般の改訂で同盟国が侵略戦争(先制攻撃)をした場合、それに協力することはないと言っている。だが、同盟国である米国は戦後グレナダ侵攻、リビア攻撃、ベトナム戦争イラク戦争で、国連憲章が禁じる先制攻撃(侵略)を繰り返してきたし、先制攻撃は米軍の基本戦略だと述べている。このことをどう考えるか?
→総理、外相:日本政府は米国のすることを論評することはしません。
3.ベトナム戦争は米国の謀略によるトンキン湾事件を引き金として始まったことは、すでに公文書で明らかにされた歴史的事実である。また、イラク戦争大量破壊兵器イラク保有しているという捏造情報を口実として始めた。安倍政権は、この件、いかに認識するのか?
→総理、外相:日本政府は米国のしたことを云々しません。

結論
 アメリカ政府が過去に行った戦争が侵略戦争についてさえ、日本政府はそれを侵略戦争と認定することも、非難することもできない。したがって、まして今後、米国が戦争の戦争にずるずる引きずりこまれることは火を見るより明らかである。
 今、総理、外務大臣が「国連憲章に反する先制攻撃をする国の戦争に協力することはない」というのは、まったくの虚言にすぎない。
 それにしても、答弁を聞いて、日本政府が米国に対してここまで腰抜けで米国のポチだったとは・・・と、あきれ果ててしまった。