樋口英明裁判長は、昨年5月原子力ムラに不利な判決を出したせいで、今年4月1日付で名古屋家裁への左遷という露骨な降格人事がされていたそうです。人事権をにぎるのは最高裁。しかし、樋口英明裁判長はめげず、最後に、司法権の独立、良心と理性に基づいて、今回の判決を出したのです。
「樋口裁判長は昨年5月にも大飯3、4号機の再稼働の差し止めを命じる判決を言い渡し、関電側が控訴している。今月1日付で名古屋家裁に異動したが、職務代行が認められ、今回の決定を出した。」
http://www.sankei.com/west/news/150414/wst1504140058-n2.html
高浜原発再稼働認めず 福井地裁決定、審査合格も年内稼働困難に
マルチン・ルターのヴォルムス国会での答弁を思い出しました。
「・・・わたしの良心は神のことばに捕らえられているのです。わたしは何も取り消すことができないし、取り消そうとも思いません。なぜなら、良心にそむくことは正しくないし、安全でもないからです。わたしは、ここに立つ。わたしはこうするよりほかない。神よわたしを助けたまえ。アーメン」