苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン3月26日   主からいただいたことばを

イザヤ51:16

わたしは、わたしのことばをあなたの口に置き、
わたしの手の陰にあなたをかばい、
天を引き延べ、地の基を定め、
「あなたはわたしの民だ」とシオンに言う。(新改訳)


わたしはわが言葉をあなたの口におき、
わが手の陰にあなたを隠した。
こうして、わたしは天をのべ、地の基をすえ、
シオンにむかって、あなたはわが民であると言う」。(口語訳)


我わが言をなんぢの口におきわが手のかげにて汝をおほへり かくてわれ天をうゑ地の基をすゑ シオンにむかひて汝はわが民なりといはん (文語訳)


わたしはあなたの口にわたしの言葉を入れ、わたしの手の陰であなたを覆う。わたしは天を延べ、地の基を据え、シオンよ、あなたはわたしの民、という。(新共同訳)

 主がイザヤの口にご自分のことばを置いてくださる。そして、イザヤを通して「あなたはわたしの民だ」とシオンに言う。預言者とは、まさにその口に言葉を預けられた者である。主に授けられたのでもないことばを語る者は、いかに能弁で人を喜ばせたとしても偽預言者にすぎない。
 主は預言者を、その御手の陰にかばってくださる。「あなたはわたしの民だ」というようなことばを伝えるときならば、誰も彼を迫害することはあるまいが、預言者はときとして主から厳しい警告やさばきのことばをその口に置かれるから、語るほどに、王と民に背かれ迫害を受ける。そんな預言者を主が御手をもってかばってくださるのはありがたいこと。「かばう」は「coverう」ことである。(オジサンはなぜかしょうもない掛詞をよろこんでしまう)

 ある夜、主は幻によってパウロに、「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるのだ。だれもあなたを襲って、危害を加える者はない。この町には、わたしの民がたくさんいるから」と言われた。(使徒18:9,10) 

 主よ。本日からの務めにおいて、あなたのことばを口に受け取り、それを伝えることができますように。