苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

「うつ」は、心でなく、からだから治す

 船木 威徳という内科のお医者さんが、うつ病対策として次のことをフェイスブックに書いていたので、転載しておきます。私はこの方のお世話になったわけではありませんが、自分の経験から考えても、これはほんとに効果があると思います。
リンク先 
★船木威徳(ふなきたけのり)先生のこと | お~い 鬱女 (濃い味)

私は内科の医者ですがこれまで、たくさんのうつ病の方々を診てきました。

私個人としては、いまはほとんど薬は使いません。よそで、すでに、診断されている方や複数の薬を何年も飲んでいる方もたくさん診てきましたし、過半数の患者さんたちは完治に至っています。

ほとんど、例外なく効果をあげている方法を書いておきます。

大きく、二つです。食事、と、運動、です。

食事で言うと、
炭水化物を極力減らす
砂糖、お菓子はやめる
カップラーメンなどインスタント食品はやめる
大豆食品を毎日摂る
発酵食品を毎日摂る

特に、豆腐、ぬか漬け、キムチ、納豆がお勧め。

運動では、何より、スキップ。

外では、恥ずかしいので、「室内スキップ」を絶対にやってもらいます。
毎日15分、2セット。かなり、疲れます。

あと、朝の日の出の時間に必ず散歩です。朝日を見ながら、空を見ながら歩くのです。リアル、上を向いて歩こう、です。

スキップ、と、空を見ながら散歩。
私が、必ずやるよう話すと、そんなこと、できません…。
みんな、言います。
私は、やりもしないで、できないという気持ちは充分わかります。
ですが、いままでのままだとこれからも、変わりませんよ。
と答えます。できますから。

が、次に、患者さんたちがいらっしゃると、ほぼ全員がこう言います。
「できました」
私が見ているのは、その顔です。
ほぼ全員、笑顔です。初めて見る、笑顔です。
スキップしながら、うつむけないし、
スキップしながら、うつ病ではいられないのです。

強制的に、行動を変えると、感情、思考が、変わります。必ず、変わります。
どうにも、感情が落ちるとき。私も、スキップしてます。

私のまとめ
 鬱は、気持ちでなく、からだで治す。これが大事なポイントです。というのは、「自分の性格がいけないんだ」「自分のものの考え方がいけないんだ」というのは解決がそんなに簡単ではないし、それがさらに悩みを深めるだけということもあります。からだに不足している物質や運動を補うと考えると、気が楽です。


1.納豆とバナナ、マグロ赤身、赤身牛肉のトリプトファン
  →脳内セロトニン分泌
2.朝日を見ながら散歩する→夜になるとセロトニンメラトニンになる→夜眠れる。
3.スキップ15分×2

*鬱と不眠は悪循環を起こします。睡眠にはメラトニンが必要です。メラトニンは朝日を浴びてから、14〜16時間後にセロトニンが変化して分泌します。セロトニンのもとはトリプトファンというアミノ酸の一種で、そのもとがタンパク質です。
*朝日のなか、スキップで散歩すれば、一石二鳥。


 そういえば、エリヤが落ち込んだとき、神様は、彼にシナイ山までおよそ40日間で400〜500キロを歩く運動と、食事と、睡眠を与えましたねー。あの食事にはトリプトファンのもとになるタンパク質が豊富だったのでしょう。そして、しめに再召命のみことば。1列王19章。

 エリヤは・・・自分の死を求めて言った、「主よ、もはや、じゅうぶんです。今わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません」。 彼はれだまの木の下に伏して眠ったが、天の使が彼にさわり、「起きて食べなさい」と言ったので、 19:6起きて見ると、頭のそばに、焼け石の上で焼いたパン一個と、一びんの水があった。彼は食べ、かつ飲んでまた寝た。主の使は再びきて、彼にさわって言った、「起きて食べなさい。道が遠くて耐えられないでしょうから」。彼は起きて食べ、かつ飲み、その食物で力づいて四十日四十夜行って、神の山ホレブに着いた。

 やっぱ、聖書はすごいわ。