苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン2015年1月17日 門よ かしらを上げよ

詩篇24編7節

門よ。おまえたちのかしらを上げよ。
永遠の戸よ。上がれ。
栄光の王が入って来られる。(新改訳)


門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。
栄光の王がはいられる。(口語訳)


門よなんぢらの首をあげよ とこしへの戸よあがれ 榮光の王いりたまはん (文語訳)


城門よ、頭を上げよ、とこしえの門よ、身を起こせ。栄光に輝く王が来られる。(新共同訳)


<感想>
 緑の牧場の23篇と打って変わって、24篇はエルサレム神殿における輝かしくにぎやかな祭り。
  1節「 地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは【主】のものである。」と呼びかけて始まる讃美の歌は、われらの礼拝する神は、万物の創造主であり、「むなしいこと」(24:4)ではないと歌いだす。「むなしいことshaw」とは偶像を意味しているのだから、むしろ「むなしいもの」(新共同訳)と訳すのが正解だろう。
 このお方を崇めるに相応しい者は、手がきよく、心きよらかで、偶像に心を向けない人であり、それこそ神の民。以上、主を迎える備え。
 そうして、クライマックスに。6節でエルサレムの城門に命じる。城門が擬人化されているように見える。(実際は門番だろうが)

  門よ。おまえたちのかしらを上げよ。
 永遠の戸よ。上がれ。
 栄光の王が入って来られる。

 すると、門が問う。

  栄光の王とは、だれか。

 応じて、再び門に呼びかける。

 強く、力ある【主】。
 戦いに力ある【主】。

  門よ。おまえたちのかしらを上げよ。
 永遠の戸よ。上がれ。
 栄光の王が入って来られる。

 再び、門が問う。

その栄光の王とはだれか。

 再び、応えて大団円。

 万軍の【主】。これぞ、栄光の王。 セラ


 明日は主の日。栄光の主をあがめるよき日としたい。