詩篇24編7節
門よ。おまえたちのかしらを上げよ。
永遠の戸よ。上がれ。
栄光の王が入って来られる。(新改訳)
門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。
栄光の王がはいられる。(口語訳)
門よなんぢらの首をあげよ とこしへの戸よあがれ 榮光の王いりたまはん (文語訳)
城門よ、頭を上げよ、とこしえの門よ、身を起こせ。栄光に輝く王が来られる。(新共同訳)
<感想>
緑の牧場の23篇と打って変わって、24篇はエルサレム神殿における輝かしくにぎやかな祭り。
1節「 地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは【主】のものである。」と呼びかけて始まる讃美の歌は、われらの礼拝する神は、万物の創造主であり、「むなしいこと」(24:4)ではないと歌いだす。「むなしいことshaw」とは偶像を意味しているのだから、むしろ「むなしいもの」(新共同訳)と訳すのが正解だろう。
このお方を崇めるに相応しい者は、手がきよく、心きよらかで、偶像に心を向けない人であり、それこそ神の民。以上、主を迎える備え。
そうして、クライマックスに。6節でエルサレムの城門に命じる。城門が擬人化されているように見える。(実際は門番だろうが)
門よ。おまえたちのかしらを上げよ。
永遠の戸よ。上がれ。
栄光の王が入って来られる。
すると、門が問う。
栄光の王とは、だれか。
応じて、再び門に呼びかける。
強く、力ある【主】。
戦いに力ある【主】。門よ。おまえたちのかしらを上げよ。
永遠の戸よ。上がれ。
栄光の王が入って来られる。
再び、門が問う。
その栄光の王とはだれか。
再び、応えて大団円。
万軍の【主】。これぞ、栄光の王。 セラ
明日は主の日。栄光の主をあがめるよき日としたい。