苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ギャンブル依存症めいた経済政策

 じゃんじゃん一万円札を刷って株価を吊り上げてスタートしたアベノミクスにかげりが見えて来たので、今度は、国民の年金を株式投資に投入しようということだそうです。まるでギャンブル依存症みたい。

GDP減退に焦る安倍首相 次の一手は世界最大級の“年金マネー”
(更新 2014/9/12 07:00)

 アベ相場の再来か──。株価が停滞し、アベノミクスのほころびが見え始めたいま、安倍晋三首相が目を付けたのがGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)だった。GPIFの改革派議員として知られていた塩崎恭久氏を厚生労働相に据え置き、国民の老後資金を株式投資に突っ込むのだという。しかし、安倍・塩崎コンビが仕掛ける株価つり上げ計画に、心配の声も出ている。(後略)
(週刊朝日9月19日)

 こんな指摘があります。

「マネーの誘惑に負ける政府の金銭感覚は、ギャンブルの金銭感覚と同じ。事業に成功し巨万の富を得た人の中には、まるで人が変わってしまった人がいる。 ... しかし、一度成功を体験するとやめられず、あたかもギャンブル依存症のようになって失敗を繰り返すことになる。」(北岡孝義『アベノミクスの危険な罠』)