苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

生きている者の神

 石川弘司牧師の追悼記念礼拝に出かけてきました。いったい何人の人が集まったのでしょう。はるばる沖縄の先生の顔も見えました。石川弘司先生は、同盟基督教団の赤羽聖書協会開拓、同時に、日本キャンパスクルセードの初代代表、中野教会主任牧師、昨春からは福島の聖十字架福音教会主任牧師をされ、教団では理事・常任書記・副理事長を務めてくださり、私は十年ほど前から新米としていろいろご指導いただきました。
 故人略歴紹介のところで、スライドが映し出されて先生の小学生のころ、東京農大生のころ、聖書神学舎の神学生のころといったお姿まで見ることができました。なかなかのスポーツマンだったんですね。スライドの最後に、娘さんが書いたのでしょう、「大きな心と大きな字」とありました。私の手元にも、石川先生からいただいた、おっきな字のお手紙が何通かあります。・・・いまでもなんだか、あの笑顔と甲高い笑い声が思い出されてなりません。「いやー、最近すっかり食が細くなって、ごはんが三杯しか食べられません。ヒャッヒャッヒャッヒャ〜」といって楽しそうに笑われたあの声が。
 イエス様は燃える柴の箇所の「わたしはアブラハム、イサク、ヤコブの神である」ということばを引用なさって、主は生きている者の神だとおっしゃいました。そう、この世は去りましたが、石川先生は今も生きているのですね。こちらはさびしくなりましたが、あちらはあの甲高い笑い声でにぎやかになったでしょうね。

追記> あちらには、秋田の米農家出身の石川先生の大好きなごはんがあるのでしょうかね。復活のイエス様がおさかなをむしゃむしゃ召し上がったのだから、あるような木がします。そうしたら、「いやー、最近すっかり食が太くなって、ごはんが何杯でも食べられるんですよ。ヒャッヒャッヒャッヒャ〜」なんておっしゃっているのかなあ。
 そんなこと考えていると、あらためて懐かしくなって鼻の奥がツーンとしました。