苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

「憲法を国民の手に取り戻す」と言ったのはだれか?

昨年の今頃は、「憲法改正手続きの改正手続きの改正」議論が花盛りであった。・・・「憲法を国民の手に取り戻す」とぶち上げた首相に喝采を送った国民も少なくはなかった。けれども、世論調査で96条改正に反対の「民意」が優勢であることがわかると、政府は、反転して、「国民」に背を向けた。考え方の近い識者だけを集めた安保法制懇に出させた報告書をもとに、政府の憲法解釈を変更するだけで集団的自衛権の行使容認は可能だ、といい出したのである。これは前言を翻して、憲法を国民の手から取り上げた、というにひとしい。「国民」は結局、だしに使われただけだった。(憲法学者 石川健治

 TPP絶対反対といって政権を盗ってTPPを推進し、原発なき社会をと言って政権を盗ったら原発をベース電源だと言い、毎日200〜300トンの放射能汚染水を放出していますと発表した一ヶ月後に世界中の衆人環視のなかで放射能汚染水は完全にブロックされていると言ってオリンピック開催国の資格を盗り、「憲法を国民の手に取り戻す」と言っておいて国民の手の届かぬ閣議決定というヒトラー的手口で憲法解釈を変えてしまう。

 これだけ平気でウソがつけるとは正常な精神なのだろうか。