苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

福島の鼻血問題(その3)                2年前、自民党議員たちの鼻血発言

 福島で、原発事故の後、多くの人が鼻血を出しているという事実について、当時、野党だった自民党議員たちが民主党政府を責めていました。もう忘れたのでしょうか?それとも、福島県でたくさんの人々が鼻血を流しているといった質問は、自民党議員たちの捏造した風評だったのでしょうか?


2012年3月14日参院予算委員会自民党参議院議員の熊谷大氏の質問
「(大臣や官房長官は)大きな不安はないと言っていますが、これは(宮城県の)県南のある小学校の保健便りです。4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ人数469名に頭痛、腹痛、鼻出血が出ているんです。こういう結果が出ているのに、それでも本当に不安はないと言えるのですか?」


同氏の3月22日、文教科学委員会での質疑
「(多くの子どもたちが体調を崩している)そういった状況で、(当時の枝野幸男官房長官は『人体には影響はない』と繰り返し発表していました。この前の予算委員会でも紹介しましたが、宮城県の南部のある小学校の保健便りを見ると、4月から7月22日までの保健室利用状況では、内科的症状で延べ469名が利用し、頭痛、腹痛、鼻出血の順に多かったのです。平野(博文文部科学)大臣、この事実をどのようにお考えになりますか?」


 4月25日憲法審査会で、自民党参議院議員山谷えり子氏の質疑。
「(双葉町の)井戸川町長が雑誌のインタビューでこんなことを言っています。『国や東電は、止める、冷やす、閉じ込めると言い張って絶対に安全だと言ってきたが、このような結果になり我々は住むところも追われてしまった。放射能のために学校も病院も職場も全て奪われて崩壊してしまった。私は脱毛しているし毎日鼻血が出ている。この前、東京のある病院に被曝しているので血液検査をしてもらえますかとお願いしたら、調べられないと断られましたよ。我々は被曝させられたのに、その対策もない検査もしてもらえない』、これは本当に重い発言だと思います」


6月14日、東日本大震災復興特別委員会。自民党参議院議員の森まさこ氏の質疑
「(将来的に子どもたちが原発事故が原因で病気になった場合)被害者の方が、子どもたちの方が、この病気は原発事故によるものだということを立証しなければならない。これはほとんど無理なのです。(中略)具体的には、こんな心配の声も聞いています。子どもが鼻血を出した、これは被曝による影響じゃないかと心配で、診察してもらった、検査してもらった、そのお金はどうなるんですか?ということです」

きっこのブログから抜粋)